ワードプレス(WordPress)とは、平たくいいますとブログ機能に特化したプログラムで、PHPというプログラム言語で動作する仕組みです。大きなくくりでいうとCMS(コンテンツマネージメントシステム)というWebプログラムになります。
無償でありオープンソースプログラムという、改変や再配布が自由な形式をとっているため、2000年代中ごろより、日本でも爆発的に普及し始めました。特にワードプレスは設置のしやすさや更新の手軽さが評価されて、数あるCMSの中でも一番多く利用され認知されるCMSとなっています。
ワードプレスはホームページ利用に適していて、Webサイト管理やお知らせ更新、記事編集などに専門知識をそれほど必要としないため、より多くのWebサイト制作に採用されています。数多くの付加機能が『プラグイン』という拡張機能として、こちらも無償で配布されているのも人気の秘密でしょう。
このようなプログラムをスクラッチ開発(システムを独自に開発すること)としてシステム開発会社に発注した場合は、数百万円前後の見積り書が届くことも少なくありませんが、WordPressは同等のプログラムを無償で利用できるため、ホームページ制作でも格安な費用でCMSを導入することができます。
設置はレンタルサーバーなどでも標準で提供しているところもあり、簡単に導入できることが多いのですが、MySQLなどのデータベース管理やワードプレス本体やプラグインのアップデート対応など、専門的な知識がないと管理が難しい点もありますので、簡単な更新以外は専門業者に任せておいたほうが安心でしょう。
総務省の発表によると、日本国内のスマートフォン保有比率は96.3%に達しているようです。
BtoCベースに考えて事業展開されている場合には、もはやスマホサイトが必須といえます。
スマートフォンサイトとは主に2種類にわかれます。独自にスマートフォン用のサイトを制作する専用サイトと既存のホームページをスマートフォンからのアクセス時に最適化して表示させるレスポンシブ(もしくはマルチデバイス対応)といわれるタイプです。
それぞれ長所と短所がありますが、情報管理と利便性から見るとレスポンシブタイプのスマートフォンサイトが良いでしょうか。ただし、旧来のHTML4.01などのソースコードで制作されているホームページでは、リニューアルするかスマートフォン専用サイトでの対応になります。
スマートフォンサイトですが、現状必要ない場合は制作する必要はないかもしれませんので、必須であるとはいいません。スマホサイトがなくても売上が成立しているサービスや商品も数多くあるわけですから。要するに価値がありそうであれば必要ですが、意義がなさそうであれば必要ないといってもいいでしょう。
一方で、もし現状維持のリスクを考慮されて、新らしい販路を計画されていたり、販売促進をお考えの事業者の方であれば、是非とも対応しておいた方がよろしいかもしれません。
パソコン用に制作された大きなホームページは、スマートフォンなどのモバイル端末ではとても見づらく、情報発信には適さないため潜在顧客との接触頻度の損失を促していることになります。ぜひこの機会にスマートフォンサイトをご検討ください。